スケート使用曲・ウィリアム・テル序曲を弾こう

スケート使用曲【ウィリアム・テル序曲】
ジョアキーノ・ロッシーニ作曲
スケートではよく使われる曲ですが、オリンピックシーズンでは、
織田信成さんが使用しています。

「ウィリアム・テル序曲」は、1829年にジョアキーノ・ロッシーニより
作曲されました。
オペラ『ウィリアム・テル』の序曲です。

序曲とは、オペラの上演に先駆け、幕が開く前に演奏される曲です。
景気づけの一曲。
観客の心を、オペラに向かせるための呼び水となる
出だしの一曲といえます。

特に「ウィリアム・テル序曲」は、有名でこの曲だけで単独で演奏されることも
多い一曲です。

オベラ「ウィリアムテル」は、1804年にフリードリヒ・フォン・シラーが
書いた戯曲に基づき作られています。

「ウィリアム・テル序曲」は、四つの部分から出来ているという特徴があります。
第1部「夜明け」ホ短調
　序奏
第2部「嵐」ホ短調>
第3部「静寂」ト長調
　牧歌
第4部「スイス軍隊の行進」ホ長調
　終曲(フィナーレ)

「スイス軍隊の行進」は、とりわけ有名で、CMや映画、他の作曲家の引用など
さまざまなシーンで、使われています。

有名な冒頭の同音連打は、トランペットなどの管楽器で演奏するのは、
たいしたことではないかもしれませんが、ピアノなどの鍵盤楽器で、
同音連打をするのは、大変テクニックがいることです。

力を入れすぎず、リズムを崩さないように弾くことが、
かっこよく、演奏するこつになります。


ロッシーニは、24才で「セビリアの理髪師」をかくなど、
生涯に39のオペラを書いていますが、この作品を37歳で書いたあとは、
オペラなど大曲を書くのはやめて、実業家に転身。

高級レストラン経営や養豚などの事業に取り組みました。
彼は美食家で、フランス料理では、ロッシーニの名前がつく料理があるくらいです。

ウィリアムテルといえば、息子の頭上に置かれたリンゴを見事に打ち抜くシーンが
とても有名です。
スイスでは、ウィリアムテルは、英雄で、
スイスのコインや紙幣、切手など色々なところに彼のデザインは使われています。

彼は、伝説の英雄で、実在していないものと思われますが、
スイス人のほとんどが、実在の人物と信じています。

オペラ「ウィリアムテル」は、スイスのアルプスの谷間の村アルトドルフでおこった
悪代官と村民の戦い。
身分違いの恋。
など、よくある英雄物語のストーリーです。

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