浅田真央オリンピックシーズン使用曲 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」は復活の曲!!

フィギュアスケートに使われた曲をクラシックを中心にご紹介しています。
そして、ピアノなどの鍵盤楽器で楽しめる楽譜をご紹介しています。

浅田真央オリンピックシーズン使用曲
【四大陸選手権2012】アダム・リッポン　EX選曲
セルゲイ・ラフマニノフ　「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調　OP.18」

「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調　OP.18」は、
ラフマニノフの代表作といえる作品です。

1900年夏に第2楽章と第3楽章が先に作曲され、
1900年12月2日に初演されたました。

その後、第1楽章の作曲に取り掛かり、
1901年春に完成しました。

全曲初演は1901年10月27日。
ラフマニノフ自身による演奏で、発表されました。
指揮は、従兄弟のアレクサンドル・ジロティでした。

しかし、この曲が完成するまでは、楽な道のりではありませんでした。
ラフマニノフはうつ病にかかり、創作不能の状態になっていたのです。

その原因は、1897年に発表された「交響曲第1番」に対する
評論家の酷評や生活の問題で自信を失っていました。
精神的に追い込まれ、強度の神経衰弱に陥り、
何も出来ない状態だったといいます。

1899年このピアノ協奏曲の作曲依頼を
ロンドン・フィルハーモニック協会に受けたときも、
書ける状態ではありませんでした。

そんなラフマニノフを救ったのは、ニコライ・ダーリ博士でした。
1900年に友人の紹介で、ニコライ・ダーリ博士の催眠療法を受け
快方に向かい、このピアノ協奏曲を作曲したのでした。

この作品は、ラフマニノフの病からの回復。
スランプを抜け出し自信を取り戻すきっかけになった曲てす。

感謝の気持ちをこめて、のちにこのピアノ協奏曲は、
ニコライ・ダーリ博士に献呈されました。

ラフマニノフに関しては、次も参考にしてください。
ラフマニノフにとって大切な鐘とは？
「パガニーニの主題による狂詩曲」

<「ピアノ協奏曲 第2番」楽譜>

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