【浅田真央アシュレイ・ワグナーFP】フィギュアスケート使用曲「白鳥の湖」Op.20より

フィギュアスケートに使われた曲をクラシックを中心にご紹介しています。
そして、ピアノなどの鍵盤楽器で楽しめる楽譜をご紹介しています。

【浅田真央2012-2013スケートシーズン使用曲】
【アシュレイ・ワグナー「白鳥の湖」Op.20よりブラックスワン】

「白鳥の湖」は、チャイコフスキーの有名なバレー音楽です。
「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」と一緒に、
「三大バレー音楽」と呼ばれます。
(「くるみ割り人形」については、こちらをごらんください。
「くるみ割り人形」�@
「くるみ割り人形」�A
「くるみ割り人形」�B
)
「白鳥の湖」は、1875年、ボリショイ劇場の依頼により
作曲されました。1876年に完成。
1877年3月4日 モスクワ・ボリショイ劇場の
バレエ団により初演されましたが、指揮者とバレリーナの
質が悪く失敗に終わります。

しかし、チャイコフスキーの没後、
1895年1月15日 サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場バレエ団が
蘇演を行い、成功をおさ今日のような人気のある
作品となりました。

物語のストーリーは、ドイツが舞台となっています。
魔女の呪いにより、白鳥の姿に変えられた王女が
王子の愛の力で、元の姿にもどるのですが、
幸せな結末になる、ハッピーエンド版と、
王子とオデットが一緒に死んでしまう悲劇的
版があります。

このバレーの見せ所は、「白鳥」のオデットと「黒鳥」のオディールを
ひとり二役で、演じることです。

二人の性格は正反対でこの二つの性格のを
一人で踊り分けることは、大変高度な技といえます。
特に、黒鳥のソロ「黒鳥のパ・ド・ドゥ」で
32回連続のフェッテは、とても難易度の高い技で、
見せ場です。

このように、演技力、表現力、技術、体力のいる役を演じる
事は、バレリーナにとって、ひとつの目標となる役です。

音楽としての「白鳥の湖」は、チャイコフスキーが、
演奏会用にまとめた組曲版「白鳥の湖Op.20a」になります。
これは、「くるみ割り人形」のところでも解説しましたが、
全曲版と違い、全曲入っていないので、スコアや
特にCDを買うときは、注意しなければ、なりません。

「ブラックスワン」として、アシュレイ・ワグナーが
スケートで使用した曲は、「黒鳥のパ・ド・ドゥ」

オデットのフリをして、王子に近づいたオディールが
妖艶な魅力で王子を誘惑するシーンで使われる音楽です。

<「白鳥の湖」ピアノ楽譜>

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