パトリック・チャンフィギュアスケート使用曲 ラ・ボエーム

フィギュアスケートに使われた曲をクラシックを中心にご紹介しています。
そして、ピアノなどの鍵盤楽器で楽しめる楽譜をご紹介しています。

2012−2013パトリック・チャンスケートシーズン使用曲

【ラ・ボエーム】
ジャコモ・プッチーニ作曲
ラ・ボエームは、プッチーニ作曲のイタリアを代表するオペラです。
全四幕からなります。
初演は1896年2月1日、トリノ・レージョ劇場で行われました。

このオペラのもとになった物語は、アンリ・ミュルジェールの『ボヘミアン生活の情景』
という戯曲です。
ロドルフォのアリア「冷たい手を」と、ミミのアリア「私の名はミミ」は。とても有名です。

物語
ラ・ボエームの意味は、「ボヘミアン」です。
１８３０年代のパリに住む貧しいけれど、才能にあふれた、
芸術家たちの日常と恋を描いています。
詩人ロドルフォは、友人の芸術家と共にアパート暮らしをしています。
クリスマスイブの夜、友達と街に遊びに行く約束をしますが、
原稿を仕上げなければならず、遅れていくことになりました。
そこへ隣に住むお針子ミミがろうそくの火をもらいにやってきます。
が、ミミは戸口で鍵を落としてしまいました。
その上、風でロドルフォのロウソクも消えてしまうのでした。
暗闇の中、手探りで鍵を探す二人は、手がふれあい、
やがて恋に落ちたのでした。

しかし、恋人たちの楽しいときは、長くは続きませんでした。
ミミは結核を患っていました。
ロドルフォは貧乏で、薬を買うお金がなく、わかれた方がいいのか、
悩んでいました。

見かねた友人が、薬代を工面しようとしますが、時はすでに遅く、
ミミは、死んでしまいます。