フィギュアスケート使用曲　歌劇『トゥーランドット』【誰も寝てはならぬ】をピアノで弾く

フィギュアスケートに使われた曲をクラシックを中心にご紹介しています。
そして、ピアノなどの鍵盤楽器で楽しめる楽譜をご紹介しています。

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【歌劇『トゥーランドット』】
ジャコモ・プッチーニ作曲

『トゥーランドット』は、フ1710年〜1712年に出版されたランソワ・ペティ・ド・ラ・クロワによる
『千一日物語』です。
「アラビアンナイト」をはじめ、「千一日物語」と称される「謎かけ姫物語」は、
当時たくさんつくられていたらしい。
トゥーランドットはその中の、「カラフ王子と中国の王女の物語」に登場する姫の名前です。
ゴッツィの『トゥーランドット』
トゥーランドット物語を題材にした、オペラも、たくさん作られましたが、
1920年の3月頃ゴッツィ作『トゥーランドット』に、
プッチーニの興味を惹き、制作が開始されました。

プッチーニ作曲による「トゥーランドット」は、1919年の末から、
台本が作られ始め、作業は順調に進んでいたかのように思われましたが、
1921年から約二年、プッチーニのスランプなどで、作業は難航。
1923年の春からようやくペースを戻したものの、1925年の初演の準備を進める中、
プッチーニの病気が見つかり、中止に。
病気は、咽頭がんで、手術不可能な状態のものでした。
当時最先端の癌治療ラジウム療法を受けたもの、突然心臓発作で、11月29日死亡。

オペラは、スケッチが残されたまま未完に終わります。
続きをアルファーノにより、1926年1月に完成。
１９２６年４月２５日　ミラノ、スカラ座にて、初演が行われました。

【誰も寝てはならぬ】
ジャコモ・プッチーニ作曲

このアリアは最終幕の第3幕で、王子カラフによって歌われます。
カラフはトゥーランドット姫への求婚者にだされる3つの難題を解決したのに、
姫はカラフとの結婚に難色をしめしていました。
そこでカラフは自分の名前を夜明けまでに当てれば、結婚はあきらめよう。
と、提案。
それを受けて冷酷なトゥーランドット姫は、国民に対し、カラフの名を解き明かすまでは
寝ることを禁ずる。というお触れを出したのです。
そして、誰も解き明かせなかったときは、国民を皆殺しにするというお触れもだされました。

この歌は、これお触れを聞いたカラフがひとりで、月夜の照らされた庭で、歌う、アリアです。

この曲は、日本では、荒川静香さんがオリンピックで金メダルを取った時に使用され、
大変有名になりました。