織田信成フィギュアスケート使用曲【ダフニスとクロエ】をピアノで弾く

フィギュアスケートに使われた曲をクラシックを中心にご紹介しています。
そして、ピアノなどの鍵盤楽器で楽しめる楽譜をご紹介しています。

2012−2013スケートシーズン織田信成使用曲

【ダフニスとクロエ】
モーリス・ラヴェル作曲

モーリス・ラヴェルによって書かれたバレエ組曲です。
1912年、ロシア・バレエ団の前進バレエ・リュスにより、初演されました。
バレエは全三幕からなっています。
第1部 パンの神とニンフの祭壇の前
第2部 海賊ブリュアクシスの陣営
第3部 第1部と同じ祭壇の前

オーケストラ曲としても有名で、単体で演奏されます。
こちらは、バレエからの抜粋で、2つの組曲からなっています。
オーケストラの初演は、
第1組曲が1911年4月3日
第2組曲が1913年でした。
全曲演奏されたのは、1912年6月8日、指揮ピエール・モントゥー、パリのシャトレ座でした。

物語
もとになっているのは、ギリシャの古い物語です。
神話と言っても過言ではありません。
ダフニス少年は、森で山羊に育てられ、少女クロエはニンフの洞窟で羊に育てられました。
どちらも捨て子でした。
そして二人は、それぞれ羊飼いの夫婦に拾われ、恋に落ちます。
しかし、二人は、恋という感情を知らず、病気なのではと、悩みます。
そこへ老人が現れ、エロスと恋に効く薬を3つ教えてくれるのですが。。。

とても、神秘的なストーリーと、性について。
不思議な感覚を、ラヴェルの音楽が、いっそう物語のイメージを高めてくれます。

楽譜は、ピアノ譜は1910年デュラン社から、出版されています。
ぜひ挑戦してみてください。
ダフニスとクロエを題材にした絵画もありますので、
見たりして、イメージを膨らませましょう。

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