フィギュアスケート使用曲【眠れる森の美女Op.66】をピアノで弾く

フィギュアスケートに使われた曲をクラシックを中心にご紹介しています。
そして、ピアノなどの鍵盤楽器で楽しめる楽譜をご紹介しています。

「眠れる森の美女Op.66」をはじめチャイコフスキーのバレエ音楽は、
スケートの曲として浅田真央さんを初めたくさんの選手が試合で使っています。
「眠れる森の美女Op.66」は、
2012−2013スケートシーズン李 子君使用曲
オリンピックシーズンではグレイシー・ゴールドが使用しています。

【眠れる森の美女Op.66】
ピョートル・チャイコフスキー作曲

チャイコフスキー作曲による「白鳥の湖」「くるみ割り人形」と並ぶ、
三大バレー音楽の一作品です。

この曲が作曲されたのは、1888年
サンンクトペテルブルクの帝室劇場総裁イワン・フセヴォロシスキーの依頼を受けて、作曲されました。
1888年5月13日のことでした。
しかし、チャイコフスキーは、依頼を受けるべきか悩みました。
いまでこそ、チャイコフスキーのバレー音楽は、定評がありますが、
その当時、まだ実績がなかったからです。
「白鳥の湖」は、作曲されていましたが、初演は失敗に終わり、
人気のある作品ではなかったからです。
「くるみ割り人形」は、まだ作曲されていません。
自信が持てなかった気持ちは、良くわかります。
しかし、8月22日に出来た台本を見て、感動し、チャイコフスキーは作曲依頼を受けることにしたのでした。
台本は、ペローの童話を基にフセヴォロジスキーが書き下ろしたものとされています。

振付は、ロシア屈指のバレエマスターマリウス・プティパ。
プティパは作曲に必要な指示を詳細に書き、その指示に従ってチャイコフスキーは
自宅ですばやく書き上げたといいます。
初演は1890年1月15日。マリインスキー劇場。
なかなかの評価は得られたようです。

しかし、それから10年後、世界中での大ヒットをチャイコフスキーは、知ることができませんでした。
チャイコフスキーは1893年になくなっていたからです。

「眠れる森の美女Op.66」もオーケストだけの演奏のために
組み替えられた組曲版があります。
こちらは、「眠れる森の美女Op.66a」iます。
ほかのバレエ作品と同様に、全曲入っていないので、注意が必要です。

ピアノの楽譜は、ソロと連弾があります。
ぜひ、弾いてみてください。

関連として、「白鳥の湖」「くるみ割り人形」の項目もごらください。
「くるみ割り人形」�@
「ブラックスワン」白鳥の湖より

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